良い叱り方が分かる本:「ダメ!」を言わなければ子どもは伸びる

わたしは怒られたり叱られるのが嫌いで、社会人になって感情を伴って叱られた時は「わたし褒められると伸びるタイプなんだけどなー見抜いてくれよー」といじけていたものです。

でも誰だって叱られたくないし、叱られるより褒められたほうが嬉しいはず。でも、子ども育ててたら、叱らなきゃいけない局面も出てくるんだよね、どうやって言うべきなのかな、、と思っていましたが、それに対する答えが、下記に載っていました。

今回は、こちらの紹介と個人的な感想を書いてみました。

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1.本の概要

著者の親野氏は公立小学校で23年教師を務めた教育評論家の方です。名前すごいなーと思ったら、さすがに本名ではないようですw

公式なプロフィールはこちら

本書では、子どもに対して、何故攻撃的な言葉で叱ってはいけないか、それを続けているとどうなるのか、叱らないためにどうすればよいのか、ということが説かれています。

2.感想

2-1.子どもの叱り方

さて、冒頭の「子ども育ててたら、叱らなきゃいけない局面も出てくるんだよね、どうやって言うべきなのかな、、」に対する答えは

「存在否定、人格否定、物事についての否定的な叱り方、これらは絶対しない」と決意してください。つまり、肯定的な言い方と単純な言い方のどちらかに徹するのです。

でした。うん、大人のわたしですら、否定的に言われたり、叱られたりすると悲しいし、相手によっては聞く気が失せますね、、

2-2.結局は、おとなの社会とおなじ

一番目から鱗だなーと思った部分は、下記ですね。

職場の人間関係を考えてみればよくわかります。本当に部下の立場に立って考えてくれる上司、部下の気持ちをわかってくれる上司、そのうえでうまくいく方法を考えて実行する上司。こういう上司なら自然にみんなが尊敬するようになります。上司という立場に甘えて、上から目線の言動をする人が尊敬を受けたためしはありません。親子関係もまったく同じなのです。なぜなら、それも一人の人間同士の関係だからです。同じ法則が働くのです。

職場ではそうだった、本当にって思いました。自分が嫌だなーと思った上司は、相手の立場に立って考えている節がなかったし、仕事丸投げしてきたり、共感性が皆無だったり。

結局、親子だろーが、夫婦だろーが、上司部下間だろーが、友人間だろーが、相手との関係性に甘えてた上で行動したり、思いやりがなくなると、うまくいかなくなるってことですね。

親子だから、親が上だとか思ってるわけではないけど、親の方が子どもより圧倒的に経験値も多くて、やっていいこと悪いことの分別が付いているから、自然に上からモノを言ってしまうのではないか、親の立場に甘えているわけではないのではーと思いきや

「私は親だ。この子に命を与えて、そして育ててやっている。親である私が自分の子どもに何の遠慮がいるのか?」 親はみんな心の底ではこう思っています。(中略)これが自分でも気づかないうちに親の言葉と行動を支配しています。 とりわけ、お母さんたちにはこの気持ちが強いようです。というのも、子どもが自分のお腹から生まれてきたので、自分の一部だという気持ちが抜き難くあるからです。自分の一部に遠慮などいるはずがありません。だから、平気でひどい言葉をぶつけてしまうのです。

・・・らしい。うーん、今生後一ヵ月の娘を見ててもそういうことは思わないけど、今後そんな風に思ってしまうのかな。

そんな風に思ってしまうかは分かりませんが、子どもは自分より下とは思わず、一個人として接しなきゃいけないのだなと強く感じました。

2-3.親は目の前の子どものことを楽しむべき

あと、忘れがちになりそうな発想だと思ったのが、ココ。

結果を求めず、そのこと自体を味わい楽しむことが大事です。そうすれば結果はあとからついてきます。 子育てや教育ではとくにそれが当てはまります。なぜなら、結果が訪れるのは親であるみなさんではなく、他者である子どもだからです。 人間というものは、自分のことでも結果を思いどおりにすることはできません。ましてや、結果が他者に訪れる子育てや教育においてはなおさらそうです。(中略)その過程そのものが人生です。今、目の前にいる子どもとの、このかけがえのない時間を存分に味わい楽しんでください。

親的な子育ての結果というか成果って、子どもが健康に幸せに育つことが一番のハズだけど、ずーっとやってると、子どもが成績が良いこととか分かりやすい成果を出すことにすり替わってしまいがちなのかな、と。

でも、子どもの頃の成績が良いとか学歴が高いことと、社会において評価される、仕事ができるとかって必ずしも比例しないですからね。それよりも、例えば人望を得られるような人に育てることの方が本人の幸せにつながるわけで。そういうことを意識して育てつつ、目の前の子どもとの時間とかちょっとした成長を喜んだり楽しんだりするのが、結局のところ親にとっても子どもにとっても幸せなのかな、と思いました。

3.まとめ:子どもは褒めて育てて、一緒の時間を楽しむべし

上記以外にも、本書にはたくさん素敵なことや大切なことが書いてある箇所がありましたが、、集約すると、ポジティブな言葉で良いところを褒めて伸ばす、親は勝手な理想像を押し付けずに、子どもとの時間を楽しむ、それが子どもの自己肯定感や他者信頼感の構築に繋がるってことのようです。

子育てを始めるにあたって、先にこの本を読んでおいて良かったと思う一方、実際に子どもと言葉のキャッチボールができるようになるころに忘れていないかというのも心配になりました。なので、今から肯定的な声掛けを始め、本書は節目節目で読んで、大事なことを思い出すようにしようと考えています。

子どもに限らず、部下の叱り方が分からない人や人間関係の構築に悩んでいる人も置き換えて読めば参考になる部分があると思うので、是非読んでもらえればと思います。

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